1.ベッド用敷布団の必要性
ベッドには、たくさんの種類があります。
スノコベッド、パイプベッド、ロフト、スプリングベッド、電動ベッド。
スノコやパイプベッド、ロフトなどの場合、
フローリングでも1枚で大丈夫な敷布団またはマットレスが必要になります。
スプリングのベッドのなかには敷寝具の機能がちゃんと備わっていないものもあり、それには敷布団またはマットレスが必要です。
また、電動ベッドに元々ついているスプリングのほとんどは、やわらかすぎて腰が痛くなりやすいのです。
なので、やはりベッド用の敷布団かマットレスが必要なのです。
①スノコベッド、パイプベッド、ロフト
②スプリングベッド
③電動ベッド
に分けてそれぞれのベッドで、なぜ敷布団やマットレス必要なのか理由をあげてみました。
1-1【スノコベッド、パイプベッド、ロフト用の敷布団】
スノコベッド、パイプベッド、ロフトなど、直接床と変わらない状態のベッドには、ベッド用敷布団が絶対必要です。
それも、
①フローリングでも1枚で保温性がある
②できるだけ薄い
③底つき感がない
ことが理想的になります。
ベッド自体は床からあがっているため、花粉やハウスダスト、湿気対策はできています。
1-2【スプリングベッド用の敷布団が必要なわけ】
スプリングベッドにベッド用の敷布団が必要な理由は3つあります。
①背骨を支えられない
②保温力がたりない
③汗を吸わない
それぞれについてもう少し詳しくみていきましょう。
1-2-1《スプリングベッドにベッド用の敷布団が必要な理由<背骨を支えられない>》
意外かもしれませんが、一般に販売されている、スプリングマットレスはやわらかいと思います。
背骨をしっかり支える層がないのです。
本来なら、マットレスは「ABC思想」でつくらなくてはなりません。
一番上のA層は優しい肌心地。
真ん中のB層はしっかりと背骨を支える硬い芯。
一番下のC層は適度なスプリング感。
C層の感覚は、個人のお好み。
このABCの3層でつくると理想的なマットレスができるのです。
櫻道ふとん店は信州大学繊維学部と共同で眠りの研究をしています。
いろいろな敷布団やマットレスを試したり計ったりしますが、ベッドのマットレスでB層があるマットレスはほとんど見つけられない状態です。
つまりしっかりと背骨を支える層がありません。
だからこそ、ベッド用敷布団が必要なのです。
まったくないわけではないのですが、とても高価なマットレスでした。
鉄製のコイルでB層を表現するととても高価なものになってしまうようです。
また、そもそも布団のプロが開発に携わっているわけでもなく、ソファーや椅子の延長上で考え、寝心地のテストだけでマットレスを開発しているところが多いのではないのでしょうか?
そのため、A層の肌心地がよく、C層の適度なスプリング感が気持ちいいということで横向きにも合うようなマットレスをつくり、仰向け時の寝姿勢を重視していないため、背骨を支えることができないマットレスばかりができてしまっているように思えます。
または、先ほどの高価なマットレスしかなかったように、B層をスプリングマットレスでつくるのには、人体で一番重い、腰の部分をキレイに支えるために少しコストがかかるのかもしれません。
ですので、このB層をしっかり持っているベッド用の敷布団をベッドマットレスの上にのせればよいだけの話になります。
1-2-2《スプリングベッドにベッド用の敷布団が必要な理由<保温力がたりない>》
スプリングマットレスだけでできたマットレスは、鉄製のスプリングの上に少しの板状の綿やウレタンが入っているだけです。
このスプリングだけでは、寒さが下からくることがあります。
ここに、断熱性に優れた素材のベッド用の敷布団を敷くと、保温力が増します。
1-2-3《スプリングベッドにベッド用の敷布団が必要な理由<汗を吸わない>》
人はひと晩にコップ1杯の汗や湿気を放出するといわれています。
ベッドマットレスが、この汗や湿気を吸水してくれる素材でできていたら、ベッドマットレスを干さなくてはなりません。
ですから、ベッドパットを使います。
このベッドパットは汗取り用なので、とても薄くできていて、洗濯も楽です。
このベッドパット、もう少し厚いほうが気持ちよいのを知っていますか?
もうちょっとしっかりしたパット。
木綿なら通常の木綿わた敷布団の半分程度の厚みがあると汗をしっかり吸って、気持ちがいいですよ。
1-3【電動ベッドには敷布団が必要です】
電動ベッドには、
背中が起き上がれる1モーター、
背中と足があがる2モーター、
背中と足があがり高の調整までできる3モータータイプがあります。
ぎっくり腰や病気・けが、高齢などにより、起き上がるのに大変なときは電動ベッドが便利です。
電動ベッドはマットレス部分が曲がらなくてはなりません。
曲がることを優先的に考えると、どうしてもやわらかくなりますよね。
そうなんです。
からだにとってはやわらかすぎるのです。
スプリングベッドのところでもお伝えしたように、敷寝具はABCの3層構造が理想です。
ところが電動ベッドはこれがまったくありません。
A層だけでできているものもあります。
A層だけの電動ベッドは、起き上がるのには楽なのですが、寝ているのが苦痛になっていきます。
そこで、電動ベッドには、B層がしっかりあるベッド用敷布団をのせる必要があります。
電動ベッドのよさである、曲がるということもできて、保温力がある敷布団を探すとなると、なかなか大変かもしれません。
ちなみに、介護用電動ベッドと一般向けの電動ベッドの違いもお伝えします。
電動ベッドというと、通常は介護用のベッドを想像しますよね。
介護ベッドは、介護する人の大変さに考慮し、一般的なシングルサイズよりも小さめにできています。
一般的なベッドのシングルサイズの巾は95cmですが、
介護用は91cmや86cm、76cmなどで、
長さも一般的なシングルが195cmに対し、190cm程度です。
最近では、若い人も使えるように一般の敷布団、マットレスとおなじサイズでつくられているものもありますが、通常は、介護用電動ベッドと一般向けの電動ベッドはサイズが違うのです。
マットレスは、介護する人の手間が省けるように、洗えたり、通気性がよかったりしますが、その反面、患者様にとっては、冷えがきつかったり、長時間の眠りにはやらわかすぎて腰が痛くなったり、寝返りを打てる人には狭かったりします。
本当は一般的な方が使うマットレスのサイズで、この介護用のベッドをつくったほうが、長時間睡眠にも耐えられて、ぐっすり眠れるので、私は親切だと思います。
ベッドや使う人に合わせたベッド用敷布団を使えばその悩みも解決できると思います。
2.ベッド用に布団のプロがおすすめできる敷布団とは
ベッド用の敷布団は、
①できるだけ薄い
②1枚で保温性がある
③底つき感がないこと
が理想的になります。
「元々高さがあるベッドの上に、わざわざベッド用敷布団を重ねる人なんかいないよ」
と思いますか?
これが実は違うのです。
私には子供が3人います。
一番上から長女、次女、長男です。
長女が大学受験したときに、宿泊先のベッドがやわらかすぎて眠れなかったのをあとで知りました。
娘たちは生まれてすぐに私たちと一緒に畳の上に「快眠の王」を敷きました。
それから娘2人で眠るようになって2段ベッドに「腰いい寝」を使っていました。
大学受験のときには図太い神経のお姉ちゃんでもさすがに緊張したんだ、と思っていました。
なぜなら「眠れなかった」と言っていましたから。
でも、何校も受験したあとに、よく聞いてみると、
「そりゃ緊張したけど、それよりも気になったのはベッド」
「寝転ぶと最初だけはいいんだけどすぐに目がさめちゃう」
「眠れないとそっちが気になって集中できなかった」
ということでした。
そこで、次のときは敷布団をホテルに送って受験に備えました。
今度は眠れたそうです。
あとの2人の受験のときには最初からホテルにいつもの敷布団を送りましたwww。
ベッドの上でも受験時に眠れるそんな敷布団。
自宅で試せる敷布団が無料で3週間レンタルできますので、ベッド用にもぜひお試しください。
さて、本題の①②③のそれぞれについて具体的にみていきましょう。
2-1【ベッド用敷布団の条件<できるだけ薄い>】
ベッドだと、元々高さがあるので、その使い慣れた高さを維持したいと思いますよね。なので、できるだけ薄いベッド用敷布団がよいと思います。
前述の通り、「ABC思想」のB層のあるマットレスがあまり見当たらないので、B層がある敷布団をベッド用にのせるといいでしょう。
2-2【ベッド用敷布団の条件<1枚で保温性がある>】
ベッドマットレスの上には、ベッドパット。
しかし、薄すぎて、保温力が足りません。
もちろんエアコンをつければ保温力に関しては問題はありませんが、自律神経が正常に働きにくくなる危険もあります。
特に成長期の子供など、汗をかくこともなく眠ると、汗腺が発達しにくくなり、暑い日でもあまり汗をかけなくなります。
大人も同じです。
寒いときには皮膚がしまり、暑いときには汗をかく、その繰り返しが重要なのです。
汗をしっかり処理し、いつもサラサラで、寒いときにはしっかり保温してくれるような敷布団をベッド用として使いましょう。
2-3【ベッド用敷布団の条件<底つき感がない>】
B層がしっかりしている敷布団は、薄くてもからだを支えます。
B層がしっかりしているということは、フローリングでも1枚で大丈夫。
なので、底つき感がない敷布団を探すとよいということになります。
ただし、ベッド用には「厚くなく、底つき感がない」敷布団ということになりますね。
3.マットレスが苦手、でもベッドで敷布団を使いたいなら?
最初にベッドを購入したときはマットレス付きが一般的ですね。
しかし、たとえ鉄のスプリングでマットレスができていても、使用しているうちには必ずへたります。
また、このマットレスが苦手な方もいます。
こうした場合にマットレスを外して使います。
現在のマットレスや、これから購入予定のベッドのフレームの上に直接ベッド用敷布団をのせるため、
①できるだけ薄い
②1枚で保温性がある
③底つき感がない
敷布団を選ぶ必要があります。
また、ベッドに座ったときの高さが元々の高さより低くなるため、もし、この高さが気になる方がおられれば、ベッドの足の部分をブロックなどで底上げするとよいかもしれません。
櫻道ふとん店では、ベッドを店頭で販売していますが、試し寝をすると、「腰いい寝Comfort」「快眠の王Comfort」を気に入ってくれる方が多いです。
自宅にベッドがある人が増えましたが、ベッドマットレスに悩む人も増えました。
特にからだにお悩みのある人、腰、背中、肩の痛み、不眠、冷え性、だるい、疲れが取れない、夜トイレに起きるなどなど。
こうした、からだにお悩みがある方々は、寝ている間にこれらの悩みが何とかならないか?
と感じて、ベッドにもそうした機能を求めます。
しかし、家具屋さんで販売しているベッドではこうした悩みの対策をしていないとおっしゃって、櫻道ふとん店に来店されるお客様もとても多いのです。
ベッドそのものだけでなく、ベッド用の敷布団についてもぜひ考えてみてほしいですね。
4.2段ベッド用の敷布団
基本的には、スノコベッドと同じで、
①できるだけ薄い
②1枚で保温性がある
③底つき感がないこと
が理想的になります。
実は、この2段ベッド用敷布団は私の家族も思い入れがあるので、ここでは家族中心に話をします。
私の子供たちも2段ベッドを使いました。
そのベッドは、木のベッドで、1階部分と2階部分がはずれるようになっていて、はずすとシングルのベッドになるタイプでした。
娘2人で1つの部屋で寝るように、姉が中学生になるときにそうしました。
それまでは親子5人で敷布団を畳の上に敷き詰めて、くっつきながら寝ていました。
2段ベッドは大人も眠れるサイズにしました。
ですから大学に入学するまで使いました。
敷布団も掛布団もシングルサイズにして、進学の際も洗っただけでいつもの敷布団といつもの掛布団を持って引越しました。
このときに、成長期の子供のベッドですから、汗をいっぱいかきます。
また、御殿場市は、たんすの中で背広がカビるくらいすごく湿気の多いところです。
ですから、ベッドの床板部分の湿気をとても気にしました。
私の娘たちの2段ベッドで気にした点は3つ。
①成長期の子供によい敷布団
②干すのが簡単な敷布団
③頻繁に干さなくてもよい敷布団
ということでした。
その理由も次にお伝えします。
4-1【成長期の子供によいベッド用の敷布団】
中学校に上がるときですから、思春期がはじまり、
「お父さん嫌い」にならないでね、
と思いながらベッド用敷布団をつくりました。
しっかりからだを支えて、成長を助けるように。
ぐっすり眠れて、学校のストレスを軽減してくれるように。
泣いて帰ってもいつの間にか眠れるように・・・。
4-2【干すのが簡単なベッド用の敷布団】
お母さんは忙しい。
朝早くおきてお弁当をつくって、掃除して、洗濯物を干して、仕事に出かけていきます。
「御殿場の湿気はものすごいので、天気になったらなるべく簡単に干したい」
と言っていたので、側生地まで入れての総重量約3kgのベッド用敷布団にしました。
羽毛掛布団をはいで、カバーをつけたまま窓枠に掛けて、敷布団を引っぺがして、羽毛の上に乗せます。
お部屋の掃除が終わったら、畳の上に敷布団を敷いて掃除機を軽くかけ、もうベッドにのせます。
その後羽毛をひっくり返し、2〜3分たったらもうベッドにのせて完了。
簡単さを追求したベッド用敷布団です。
4-3【頻繁に干さなくてもよいベッド用の敷布団】
中学生になると部活がはじまり、応援にもよくお母さんは出かけていました。
曇りの日が多い御殿場は、布団干しに絶好な日和が日曜日にくるとはかぎりません。
日本一除湿機が売れる御殿場市。
そんなに頻繁に布団を干せません。
ですから、寝ている間のからだから出る汗や湿気はしっかり処理し、いつもサラサラで眠らせたいし、からだを冷やしたくはありません。
敷布団が湿気を吸い取り、自分で外に吐き出すようにしたい。
花粉などで布団を干せない日が続いても部屋干しで大丈夫な敷布団。
そんなベッド用敷布団にしました。
5.櫻道ふとん店おすすめのベッド用敷布団
ベッド用敷布団に求められる3つの要素
①できるだけ薄い
②1枚で保温性がある
③底つき感がない
のうち、①と③を、ベッドマットレスに求められる理論の、ABCの3層理論に基づきつくりました。
A層でやわらかに受け止め、
B層でしっかりと背骨を支え、
C層で適度なスプリング感。
それでいて薄いという難題を信州大学繊維学部と共同研究した超高反発の凸凹ウレタンを使用し解決しました。
また、②の1枚で保温性があるというのを、特許の「温泉綿」(トルマリン配合)で夏でも使える遠赤外線を出すことによって解決。
この「温泉綿」は、冬、トルマリンの遠赤効果によって手や足をあたため、すぐに眠れるようにします。
そして夏、放熱性が高いので気持ちよく眠れる優れもので、信州大学の先生も「とても優れた繊維」と太鼓判を押してくれたわたを使用しました。
そのベッド用にも使える敷布団は
「腰いい寝」
「快眠の王」
となります。
3週間自宅で無料レンタルもできますので、ぜひ、ベッド用の敷布団としてベッドの上に置いて使ってみてください。
また、手づくりのため、サイズも自由自在で、ベビーや介護用、長身用もつくれますので、ベッドに合わせた敷布団もご注文できます。
詳しくは電話やメールにてご相談くださいね。