1.まずは羽毛の基礎から。羽毛(ダウン)と羽根(フェザー)について
羽毛布団は「ダウン」と「フェザー」から構成されています。
高級な羽毛布団は「ダウン」の比率が高く、安価な羽毛布団は「フェザー」の比率が高くなります。
さらに、羽毛布団に使用される水鳥には、採取する鳥の種類があります。
主に中国から輸入される「ダック(アヒル)」とヨーロッパ産(特にポーランド)で有名な「グース(ガチョウ)」です。
この、「ダウンの比率」と、「水鳥の種類」で羽毛布団の中身の価値が決まります。
ダウンとフェザーについて、詳しくみていきましょう。
1-1.ダウン(Down)
柔らかく軽くてあたたかいダウンは、主に水鳥の胸部や腹部に見られ、羽毛の中心部分にあたります。
ダウンは体温を保つ効果が非常に高く、優れた保温性を持っています。ダウンはとても柔らかく、羽毛布団の何ともいえないフィット感と掛心地のよさはダウンの割合が多いことが重要です。
1-2.フェザー(Feather)
フェザーは、いわゆる羽根で、ラージフェザーとスモールフェザーに分類されます。
ラージフェザーは、木の葉のような形をしていて真ん中に芯が通っています。堅く、骨っぽいのがラージフェザー。
比べてスモールフェザーは少し柔らかいのですが、保温性はダウンほど効果は高くありません。
フェザーはとても安価です。衣類やクッション、枕などの充填物として使用されることがあります。
羽毛布団ではフェザーの割合が多いとガサガサと音がして、寝心地のよさに欠け、保温力が低いのが特徴です。一般的に極端に低価格の羽毛布団は、ダウンよりフェザーがたくさん入っている場合があります。
1-3.ダウンとフェザーの割合は、ダウン率85%以上がおすすめ!
ダウン率には家庭用品品質表示法で±5%の許容誤差が認められています。
「なるべく上質はもの」と考えたら、ダウン100%がいいのではと思いますが、そこは天然の素材、どうしてもフェザーが混入します。
近年、法律よりダウン比率を厳しく表示するところが増えています。そのため、昔のように「ダウン100%」というダウン表示をしているところはあまりなくなりました。
長期的にみて、損をしない羽毛布団を購入したい方は、ダウン比率85%以上の羽毛布団を購入しましょう。自分へのご褒美なら、ダウン比率93%以上がおすすめです
2.良い品を賢く購入するために、羽毛布団購入時のチェックポイント重要ランキング !
長年、羽毛布団の製造をしている布団マイスターおすすめの、羽毛布団の購入時のチェックポイントをランキングにしました。
順位 | チェックポイント | 理由 |
---|---|---|
1位 | 価格:2万円以下の羽毛は買わない | 質の悪い羽毛の場合が...... |
2位 | 羽毛の量:冬の羽毛なら1.2kg以上 | 羽毛量が少ないと羽毛が偏りやすい 「あれ?生地だけ掛けてる?」なんてことも |
3位 | ダウン率:85%以上のもの | ふくらみが少なく、冬用としては寒いかも |
4位 | 水鳥の種類:良い品はグース | グースはにおいが少なく、保温力も抜群 |
5位 | キルト(縫製)方法:二層キルト | 温かい空気を逃がしにくい 寒冷地や寒がりさんにおすすめ |
6位 | 側生地:素材と織り方 | 肌触りと重さの違い |
2-1.おすすめできない2万円以下の羽毛布団!買うだけ損?!
2万円以下の超格安羽毛布団を購入後、ご相談にご来店されるお客様によくお聞きするのは届いた羽毛布団を実際に手にしたら「えっ?!膨らみや肌触りが思っていたものと違っていた.....」というお声。
返品手続きが面倒だったり、時間がかかってイヤになったり、あきらめてもう一枚購入というお客様がよくいらっしゃいます。
そんな事例から、夏用や、合い掛けと言って、春秋専用の薄い掛布団は別として、2万円以下の冬用の羽毛布団は購入しないことをおすすめします。
櫻道ふとん店では、羽毛布団の製造直売しており、ホテルや旅館など大切なお客様用の羽毛布団を納入させていただいていますが、ご担当の方に実際の製品を比較をいただくと、「確かに違いますね」という言葉をいただきます。
2-2.膨らみのある羽毛布団を選ぶのがおすすめ!
羽毛布団の良さは、軽くて温かいこと。
また、羽毛布団は天然のエアコンと呼ばれるくらい、人が眠るときのお布団の中の温度と湿度をコントロールしてくれます。
羽毛の小さなかたまりをダウンボールというくらいで、たんぽぽのように、ふっくら丸い形をしています。
その形状からたっぷりと空気を含むため「軽い」「温かい」を兼ね備えているのです。空気の層で外気と布団の中の温度を断熱しているのですから、温かい羽毛を選ぶコツは、「ふくらんでいる羽毛を選ぶ」この一点です。
「ふくらんでいる羽毛布団を選ぶ」コツは
1.羽毛の量
2.ダウン比
3.羽毛の種類
4.キルト(縫製)方法
です。
2-3.身体にフィットする羽毛布団を選ぶのがおすすめ!
羽毛布団を購入する際に、意外と多くの人が気にしないのがフィット性(ドレープ性)です。 身体にぴったりフィット、密着している方が温かいのは当たり前ですよね。 そのフィット性を決めるのが、実はキルトと言われる縫製と側生地の素材と織り方なのです。
櫻道ふとん店では、様々な羽毛布団を寝て体験いただける「試し掛けコーナー」があります。テレビ取材の時を受ける際には、俳優さんはもちろんの事、事前打ち合わせの時にアナウンサーやディレクターさん、スタッフの皆さんに羽毛布団の違いを事前にご体験いただくのですが、その際には、
「言葉では表現が難しいけど、確かに全然違う。」
「胸のあたりの感触や、横を向いた時のフィット感、まとわりつき感が全然違うんですね」
とのお声をいただきます。
この身体にフィットする感じは専門用/語で「ドレープ性」と呼ばれています。
ドレープ性が高い羽毛布団を選ぶには、羽毛の素材だけでなく、羽毛を包んでいる側生地の素材と織り方、そして、キルト(縫製)方法が深く関係しています。羽毛布団を購入する際にはぜひ知っておいていただきたいことです。後ほどキルト(縫製)方法についてはご説明しますね。
3.羽毛布団を賢く購入するための選び方ランキング
ここまで、羽毛布団の温かさは膨らみが決めるということをお話ししました。
羽毛布団の膨らみは、
1.羽毛の量
2.ダウン比
3.羽毛の種類
4.キルト(縫製)方法
できまります。
では、それぞれの項目で羽毛布団を購入する際に選び方をランキング形式でお伝えします。
3-1.《羽毛の種類》羽毛の種類と選び方ランキング。
羽毛の種類とその特徴をご説明します。「温かさ」や「価格」「耐久性」など、選び方別ランキングです。
順位 | 温かさ | 価格 | 耐久性 |
---|---|---|---|
1位 | アイダー | ダック | アイダー |
2位 | マザーグース | マザーダック | マザーグース |
3位 | グース | グース | グース |
4位 | マザーダック | マザーグース | マザーダック |
5位 | ダック | アイダー | ダック |
3-1-1.水鳥別の羽毛布団の膨らみを決めるダウンボールの違い
現在市場に出回っている羽毛の99%以上が養殖の鳥から採れた羽毛です。種類は2種類。高価な羽毛はグース(ガチョウ)安価な方はダック(アヒル)です。羽毛は一つ一つのダウンボールが大きい方がふくらみます。 羽毛布団の秘密は「膨らみ」ですが、羽毛の最小単位のダウンボール(羽毛の一つの核)の大きい方がよく膨らみあたたかい、というわけです。
グースは身体が白鳥くらいに大きいため、一つ一つのダウンボールが大きいのが特徴です。北京ダックで有名なダックはアヒルなのでグースの方が大きいダウンとなります。あたたかいのはグース。ということになります。 グースの場合、よく羽毛布団の羽毛の品質比較に使われる「ダウンパワー表示」よりもふくらむ場合が多いです。また、フィット性が高いため、パリッと感があるダックより、しなやかにまとわりつきます。
最近では、羽毛布団の品質の違いはなんなのかを、しっかりと勉強されてから羽毛布団をご購入されるお客様が増えた気がします。できるだけ良い品をとお考えのお客様は「グース」を指定してご購入されることが多くなりました。
羽毛自体の耐久性は80年~100年とも言われていますが、その中でもグースはダックと比べて身体がおおきいのでダウンボールもしっかりとしてて耐久性と保温性に優れています。お直しで使い続けられるのも、人気の秘密でしょう。
3-1-2.「マザーグース」が優れている理由
ダックもグースも両方とも、羽毛専用ではなく食用にするため飼育され、処分の時の副産物として羽毛を採取します。飼育ということは、繁殖があるということになります。
繁殖には親鳥が必要になります。この親鳥は、たくさんの子どもの鳥の中から選ばれた優秀な鳥です。親鳥のため、その他の羽毛とは違い、しっかりとしたダウンを身にまとっています。その大きさとふくらみは普通の羽毛とは明らかに違います。
この羽毛を「マザーグース」と呼びます。そのマザーグースダウンを手で一つずつ選別したのがハンドセレクト。
ピンセットで一つずつ、一つずつ.....気が遠くなるような作業です。
ほとんどフェザーがないのにもかかわらず、櫻道ふとん店ではこのハンドセレクトマザーグース羽毛もダウン95%表示でご提供しています。
3-1-3.羽毛の最高峰「アイダーダウン」について
養殖されている羽毛の他に、天然の羽毛があります。その代表格はアイダーです。
アイスランドの海岸線に生息している「アイダーダック」という野鳥の巣から採取される天然羽毛「アイダーダウン」の羽毛布団は別格な軽さと温かさ。
世界一の羽毛と呼ばれるアイダーダウンは手に乗せても重さを感じずにじんわりと温かさだけが手に伝わります。アイダーダックが巣立った後に巣から採取するアイダーダウンは希少性からかなり高価です。
天然羽毛のアイダーは、羽毛同士がからまり合いますので、風が吹いても羽毛が飛び散りません。この羽毛同士がからまることをネスト化、スティキーダウンと呼びます。ネスト化した羽毛は養殖羽毛でも世界を探すといくつかあります。量が少ないため、通常のお店は取り扱いしていません。
3-1-4.中国産の「ダックダウン」について
羽毛布団の羽毛は天然の素材ですから、ダックにも、ダウンが大きい品物とそうではない品物があります。また、産地が中国製であってもしっかりとした品質の羽毛があります。
一般的には中国産羽毛は嫌われますが、安価なのが中国産。
中国製の良い品を輸入して、自国の分として輸出している海外の業者も中にはありますのでご注意ください。
質のいい羽毛を使用した羽毛布団を選ぶには、原産地のみにとらわれず、しっかりと羽毛自体の目利きのできる人がいるお店で購入することです。
櫻道ふとん店で販売している中国ダック羽毛は、トレーサビリティや品質や管理もしっかりとしているダックのみを使用しています。自信を持って中国産ダックと表示できるのはその品質に自信があるからです。櫻道ふとん店の中国産ダックの羽毛はお買い得で人気の羽毛布団です。
3-2.《縫製》羽毛布団の縫製(キルト)の種類と選び方ランキング。
「ダウン率90%以上の羽毛布団を購入したのに、何だか寒い。」
とお感じの方は縫製(キルト)をチェックしてみて下さい。
順位 | 温かさ | 価格 |
---|---|---|
1位 | デュアルキルト | ヨーロッパキルト |
2位 | 立体キルト | 立体キルト |
3位 | ヨーロッパキルト | デュアルキルト |
「ダウン率90%以上の羽毛布団を購入したのに、何だか寒い。」
「グースにしたのに、以前の羽毛の方が良かった。」
など、かなり勉強したつもりで購入したのに......という方も多いようです。
何が違うのでしょうか?
実は、羽毛を入れる側生地のキルト(縫製)方法で、熱の逃げ方が違うのです。
櫻道ふとん店のある御殿場市は、富士山の麓で、海抜550mです。夏の避暑地として、天皇家をはじめとする歴史に名をはせる有名な方々の別荘地でも有名です。
しかし、その分冬は寒いのです。マイナス10℃になることもあり、通常の羽毛では寒いというお客様の声から良質な羽毛を羽毛布団に入れる事はもちろん、羽毛の量も他社製品より多くいれることにこだわりました。ところが、羽毛の量を1,500gと通常より多い羽毛を入れた羽毛布団を作りましたが、それでも私自身が使ってみて納得のいく温かさではありませんでした。
羽毛布団一枚で軽くてあたたかい羽毛を......ということで、試行錯誤の上出来たのが、二層式キルトで、さらに羽毛布団のキルトの縫製のプロの方と相談し、出来上がったのがデュアルキルトでした。
その出来栄えは素晴らしく、同じ羽毛の量を入れても通常の立体キルトよりもふくらみ、熱を逃がさない仕組みになっています。そのため、同じ分量、同じ羽毛品質で保温力が格段にアップしました。
ところが、このデュアルキルトは手間と時間がかかるのが難点です。表の縫いと裏の縫いのマスの大きさが違うため、一枚縫うのに時間がかかります。
また、二層式の場合、表のマスの数と裏のマスの数が違うため、表と裏で羽毛の量を変えなくてはなりません。
そんなことから、同じ羽毛布団を2枚作るのと同じ時間がかかるため、量産向きではありませんが、お客様のご要望から櫻道ふとん店では、軽くてあたたかいデュアルキルトを造りました。
店舗においでいただける方は、「羽毛布団体験」をおすすめいたします。
お店は御殿場駅から車で5分。富士山へ登る登山道の途中にあります。お子様も楽しく体験できますので、国内最大の御殿場アウトレットなどへお越しの際は、お寄りください。アウトレットからは15分程度。体験時間は一人15分程度です。
ネットで羽毛布団を購入する場合は、必ずキルト(縫製)もチェックしてください。キルトの違いで保温力と耐久性、そして、フィット性までかなり差が出ます。できるだけデュルキルト(二層式)を選ぶことをおすすめします。
3-3.《側生地》羽毛布団の側生地の種類と選び方ランキング。
羽毛布団の外側を覆う側生地は羽毛自体の保護や寝心地に重要な役割を果たします。また、フィット性(ドレープ性)にも影響し、肩口の冷えや足元の冷え、寝返りの際のすきま風にも影響します。
つまり、快適性と保温力に影響するということです。側生地の素材選びは、羽毛布団を選ぶ上で、羽毛の素材を選ぶのと同じぐらい重要です
順位 | フィット性 やわらかさ |
耐久性 | 価格(安さ) | 軽さ |
---|---|---|---|---|
1位 | テンセル・リヨセル | 綿100% 60番手以下 | ポリエステル | ポリエステル |
2位 | 綿100% 150番手以上 | ポリエステル | TTC | TTC |
3位 | 綿100% 100番手以上 | テンセル | 綿100% 60番手以下 | テンセル混ポリエステル |
4位 | シルク混 | シルク | 綿100% 100番手以 | 綿100% 80番手以上 |
3-3-1.羽毛の側生地のおすすめのポイントはきめ細やかな織り!
羽毛布団の外側を覆う側生地は羽毛自体の保護や寝心地に重要な役割を果たします。羽毛布団を選ぶ上で、羽毛の素材を選ぶのと同じぐらい重要です。
羽毛布団の側生地は、羽毛が出ないのが一番の役割となります。ダウンはボール状になっているので外に飛び出すことはありませんが、ダウンが切れたり、どうしても混ざってしまうフェザーは側生地の織り目が粗いと飛び出してきます。
羽毛布団が出始めのころは、綿100%の生地に樹脂を付け、目つぶしをしていました。
最近では木綿100%の糸をとても高密度に織りこんだ後に高圧プレスで目を詰まらせ、自然の素材だけで目を細かくします。その細かさはダニが通らないほどの目のきめ細かさになっています。羽毛の側生地は高密度に織ることが基本です。
3-3-2. シルクより柔らかな綿100%の側生地がおすすめ!
素材の高級品はシルクですが、シルクだけで羽毛の側生地を作ると昔とは違い、今では硬い部類になってしまいます。
綿100%の技術が進み、シルクより細くて柔らかな綿100%の糸が開発されています。そのとても細くて柔らかな糸で織ると、シルかな?と思うほどなめらかです。
シルクは肌触りが良いのですが、糸が痩せるのが早いため、その他素地に比べ羽毛が出てきてしまうのが早まります。
また、直射日光にも弱いため、すぐにもろくなります。しかし、肌心地はその他の素材ではまねのできないサラッと感としっとり感。使用中の肌のすべすべ感はシルクでしか表現ができません。どうしても。というのなら、お造りはできます。
「どうしてもシルクの肌触りが欲しい!」という方には布団カバーをシルクにすることをおすすめしています。
3-3-3. 技術の向上で軽くて柔らかなポリエステルの側生地がおすすめ!
ポリエステルの側生地ですが、近年急速に良くなっています。とても柔らかく軽い側生地が登場しています。ポリエステル85%綿15%のTTCという生地です。
ポリエステル100%の縦糸に綿混の横糸を絡ませたものです。さらに織り方を高級なサテン織にして、ピーチスキンという糸を毛羽立たせて、触り心地をよくした生地もあります。
ポリエステルは熱で変形しますので、羽毛が出にくい生地が出来上がります。その上軽くて丈夫でおまけに安い。使ってみると、高級品にあるしっとり感はありませんが、TTCはそれまでのお手頃価格の羽毛の側生地より良いと判断できます。
TTCピーチスキン加工はおすすめです。
3-4.《羽毛の量》あなたにあった羽毛のグラム数ランキング
※羽毛の量はシングルサイズの比較
順位 | 寒い地域 (※1) 戸建て |
暖かい地域 (※2) マンション |
冷え性の方 |
---|---|---|---|
1位 | 1,500g (櫻道デュアルキルト(二層式)) |
1,200g (櫻道立体キルト(一層式)) |
1,500g (櫻道デュアルキルト(二層式)) |
2位 | 1,500g (デュアルキルト(二層式)) |
1,200g (立体キルト(一層式)) |
1,500g (デュアルキルト(二層式)) |
3位 | 1,200g (櫻道立体キルト(一層式)) |
1,000g (櫻道立体キルト(一層式)) |
1,200g (デュアルキルト(二層式)) |
(※1)最低気温が0度を下回る地域(北海道や東北・甲信越など)
(※2)最低気温が0度下回らない地域(関東平野部や東海(御殿場を除く)・西日本など)
櫻道ふとん店のある御殿場の冬は厳しく、地元のお客様のご要望から羽毛の量は1500グラムで製作しています。
温かさはグラム数に比例しますので地域や住居環境、体質によって羽毛布団の羽毛の量は選んでください。
櫻道ふとん店では羽毛量を調節してお造りもできます。
ぜひお電話にてご相談ください!
現在の羽毛布団に毛布や肌掛けをプラスして使っている方は1,500gの羽毛が入った羽毛布団がおすすめです。毛布や肌掛けなしで、羽毛布団だけで温かさを保つことができるでしょう。
4.櫻道ふとん店の売れ筋ランキング
櫻道ふとん店では「富士山スペシャル羽毛」として、39,800円の格安羽毛布団から、300万円の高級羽毛布団まで幅広いラインナップで製造しています。
その中から売れ筋ランキングをご紹介します。
羽毛布団を購入される時の参考にしてください。
桜道ふとん店の富士山スペシャル羽毛ランキング
※羽毛の量はシングルサイズの比較
順位 | 製品名 | 羽毛の種別 | ダウン率 | 縫製(キルト) | 側生地 | 羽毛の量 | 総重量 | 価格(税込) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 | 本掛け【1合目】 | 中国ホワイトダック | 85% | デュアルキルト | ポリエステル85% 綿15% | 1500g | 約2.5kg | 49,800円 |
2位 | 合掛け【1合目】 | 中国ホワイトダック | 85% | 立体キルト | ポリエステル85% 綿15% | 1200g | 約2.0kg | 39,800円 |
3位 | 本掛け【2合目】 | イングランドダック | 90% | デュアルキルト | ポリエステル65% レーヨン35% | 1500g | 約2.7kg | 79,800円 |
4位 | 本掛け【4合目】 | イングランドマザーダック | 93% | 櫻道デュアルキルト | 綿100%(80番手) | 1500g | 約2.7kg | 128,000円 |
5.夏の羽毛布団ダウンケットのメリットとデメリット
夏の薄手の羽毛布団、ダウンケットを目にするようになりました。 羽毛布団のダウンは、天然のエアコンと呼ばれ、温度と湿度をコントロールしますので、夏は涼しく、冬あたたかいので、夏のケットとしてもふさわしい......
布団マイスターの私からあえてお伝えしますが、「夏のダウンは暑い!やめたほうがいい」というのが私の見解です。
羽毛布団の基本は冬にかけるものです。羽毛を薄く入れ、ダウンケットにして使用するためにはお部屋の温度を下げなくてはなりません。なぜなら羽毛の放熱効果は低いのです。
お部屋の温度を秋や春のように少し寒い程度にしてお休みになるのなら大丈夫ですが、一般的には電気代が高く、お部屋をそこまで下げられないと思います。夏は薄手の羽毛布団、ダウンケットを使用するより、夏は放熱重視の素材を使用しするのがおすすめです。.
その素材は、天然素材なら麻。麻は吸湿放熱素材です。昔から日本人は麻を上手に使っていました。夏の浴衣や作務衣、じんべえ、麻掛布団です。天然のクール素材です。
櫻道ふとん店のケット類は、側生地にガーゼ生地やタオル生地を使い通気性を良くし、中身は【特許】温泉綿を使用しています。【特許】温泉綿は遠赤外線を放出しますが、伝導性が高いことが国立信州大学の研究で証明されています。
【特許】温泉綿は遠赤外線で身体の芯から温まりますが、熱を放出する力も木綿より高いため、夏は身体を温めすぎずに眠れます。ですので、夏に使用するとタオルケットより涼しいと評判です。