1.筋金入りの腰痛持ちだから、腰痛対策の敷布団を研究した!
布団マイスターの私、年季の入った腰痛持ちです。
けれど、今は「でしたっけ?」と思うほど、腰痛が気になっていません。
腰が気になるときはありますが、痛くはなりません。
治っているのかは分かりませんが、痛くないのでよしとしています。
布団職人は朝から晩までよつんばいで作業をします。
そのため、手首、ひざ、腰のどこかに故障を持っているのが当たり前のようになっています。
私の場合、初めてのぎっくり腰は20歳。
よつんばいの姿勢でわたを取ろうとして腕を伸ばしただけなのに、もう息ができない、あぶら汗が出てくる、指1本動かすのにも息を整えてから・・・
という状態でした。
父親に整体師のところに連れて行ってもらい、
「そんなに悪くはないけど安静にしておいてください。電気かけて帰って」
と言われ、ビリビリするのと、あたたかいのをかけてもらって、シップをして完了。
「俺、まだ20歳なんだけど・・・」
と悲しくなったものです。
近所の腰痛持ちの方々からいろいろな腰痛対策を教えてもらい、
鍼、あんま、マッサージ、整体、カイロとすべて試しました。
1番遠いところは1時間30分かけて行きました。
順番を取るのに朝5時に家をでて、順番を取り、それでももう患者さんがいて、やってもらうのは13時30分頃なんてこともありました。
皆さんそうでしょうが、できれば1回で治りたい。
だから、最短で痛みから解放してくれる、自分に合う院を探しますよね。
私もそうでした。
で、気に入ったところへ行くと、しばらくはいいのです。
でも、また症状が出てしまう、その繰り返しでした。
私は布団職人なので、敷布団で腰痛がなんとかならないかと研究を重ね、様々な腰痛対策敷布団を自分で作って試しています。
敷布団で治るとは思っていませんし、現在も治っているのかは分かりません。
ただ、痛くなければよいのです。
苦しくならなければよいのです。
オリンピック選手が何人も通う整体の達人、野田先生に腰の状態を診てもらうと、
「治っちゃいないけど、バランスがいいんだよな」
といってくれます。
「俺もその敷布団使ってみるから1枚作って!」
とご自分で使っていただいたところ、
「この人は!と思ったらドンドン紹介するからね。これは人助けだよ」
と、患者さんに敷布団をご紹介いただくようになりました。
「俺が本当にいいと思ったから紹介するんだからな。お礼とかに来たら紹介しねーぞ!」
と念を押され、たくさんの方々をご紹介していただいております。
2.腰痛対策を考えた敷布団の選び方
腰痛をどうにかしたい!と考えている方には、ぜひ腰痛対策を考えて敷布団を選んでほしいです。
その腰痛、改善するかもしれません。
腰痛持ちの私が考える、腰痛対策を考えた敷布団の選び方を紹介しましょう。
2-1【腰痛対策のための敷布団の選び方<硬い敷布団を選ぶ>】
近頃、ベッドを選びにお店へ行くと、
「試し寝をしてお好きな硬さをお選びください」といわれます。
とてもよい選び方に思えますが、実は、これが間違っているのです。
人は、自分の筋肉と同じ硬さのマットレスを気持ちよく感じます。
私たち現代人はほとんどの方が運動不足です。
この運動不足の筋肉でマットレスの硬さを選ぶと、やわらかいマットレスを気持ちよいと感じます。
やわらかいマットレスはからだを支えきれず、寝姿勢が崩れますので、腰にはよくありません。
一方、運動をよくしていて硬い筋肉が付いている人は、硬いマットレスを選びます。
この人は、しっかりとからだを支えられる筋肉で選ぶので、からだをしっかり支えられるマットレスを選べるのです。
敷布団やマットレスは、
「少し硬いかも?」
と思ったものを選んでください。
寝姿勢をきれいに支えてくれる敷布団が腰痛対策にはおすすめです。
2-2【腰痛対策のための敷布団の選び方<長持ちする(へたりにくい)敷布団を選ぶ>】
高価で、硬い品を選んでも、すぐにへたってしまうと意味がありません。
ベッドのマットレスと敷布団のへたりを比べると、マットレスのほうがへたりにくいと思っておられる方が多いことでしょう。
でも実は、鉄製でできたスプリングも、安物はすぐにへたります。
これに似た事例でよくご相談を受けるのが、インターネット上でたくさん宣伝をしている、とても厚みのある敷布団のことです。
「買って1年もしないのに、腰のあたりがへこんできた気がする。はじめはものすごく気持ちがよくて、本当に雲の上みたいと喜んで使っていたら、3か月くらい前から、起きると腰が痛いんです。敷布団ってみんなすぐにへこむのですか?」
このような内容です。
高反発と謳っていても、耐久性に問題があれば柔らかい敷布団・マットレスと一緒です。
2-3【腰痛対策のための敷布団の選び方<寝姿勢をしっかり保てる構造を選ぶ>】
布団職人は、敷布団をつくるときに、「中高式」という製法でつくります。
これは、昔の職人も、腰が1番重たいのを知っていて、敷布団の真ん中あたりをふくらませてつくる製法です。
真ん中が高く、徐々に頭、足のほうへ行くに従って低くなるようにつくってあるのです。
そうすることで、敷布団の上で眠るとき、腰をしっかり支え、寝姿勢がキレイになるのです。
これらをまったく無視して、つくられている敷布団が、大量生産の敷布団です。
はじめから、敷布団の周りが高く、ホームセンターなどの店頭に並べてあるときは見栄えがよいのですが、寝てみると「はじめから真中が薄い」という、腰には最悪の布団があります。
購入時には、広げてみて確認をしてから決断しましょう。
2-4【腰痛対策のための敷布団の選び方<保温力のある敷布団を選ぶ>】
からだをあたためることも、腰痛対策の1つです。
「ポリエステル系の敷布団」と「樹脂系の敷布団」は、明らかに保温力がたりません。
静岡県の掛川というところで、保育園児に「ポリエステルの敷布団」と「木綿わた敷布団」をお昼寝布団にして、おねしょの実験をした有名な話があります。
「ポリエステルの敷布団」は、おねしょをした後で洗えるので、人気がありました。
しかし、「木綿わた敷布団」をお昼寝布団にした子供たちは、おねしょをしなくなったのです。
からだが冷えないので、おねしょ自体が減ったそうです。
子供にこれだけの影響があるのだから、大人も保温力のある敷布団を選ぶのがよいですよね。
内臓が冷えて、お腹を壊したりすると、背中を丸めて眠ることとなり、眠り自体も浅くなります。
また、寝姿勢が悪くなり、腰によくない眠りとなります。
私自身も冷え性で下痢症で腰痛持ちです。
寝ていてお腹が痛いときには、お腹を抱えた状態になり、姿勢が前かがみになります。
腰を伸ばしていない状態が腰に悪いことは、身をもって知っています。
ですから、おなかが冷えない保温力のある敷布団をおすすめするのです。
2-5【腰痛対策のための敷布団の選び方<ムレない敷布団を選ぶ>】
眠るときの環境で、寝床内気候というものがあります。
眠るときのからだの周りの気候のことですが、
温度が32~33℃、湿度が55~60%で眠ると、ぐっすり眠れることがわかっています。
敷布団もポリエステル100%などは家庭で洗えると評判ですが、毎日使うものならばメンテナンスより、まず自分のからだが大切ではないでしょうか?
それには眠りの質を優先させないと、いつまで経っても、眠れない、疲れが残る、腰が痛いということになります。
しっかりと眠れる温度と湿度のバランスのよいものを選ぶ必要がありますね。
3.敷布団で腰痛対策はできるか?
この質問の答えは半分イエス。
人が立っている状態のときに、横から見た背骨が、S字を描くような流れになっているのがよい姿勢です。
このとき、骨盤のすぐ上の腰のあたりに4~6cmのすきまができ、首のあたりには6~8cmのすきまができるのがよいです。
しかし、寝ると、重力がかかり、背骨の理想的な姿勢が変わります。
腰のあたりのすきまはもっと小さくなります。
硬い敷布団で、やせ気味の人が仰向けに寝転がりますと、腰のあたりに手が少し入る程度になります。
敷布団をやわらかくしすぎると、この腰のすきま部分を布団が補って背骨の状態が真っ直ぐになってしまい、腰痛の原因となります。
反対に硬い敷布団にすると、背骨がしっかりとしたS字を描き、背骨がきれいになります。
ただし、お尻のあたりと、背中、太もも、かかとには圧力がかかります。
このバランスをつくるのに、
日本人の身長の平均値146cm~175cmに
大多数の人の体重47kg~75kgを当て込むと、
腰の部分にかかる重さが出ます。
日本人は骨盤の向きが欧米人とは違います。
ですから、腰痛が多いのです。
さらに、男性の骨盤と女性の骨盤では大きさが違います。
また、女性は出産前と後では骨盤の広さが変わります。
骨盤の面積と重さから圧力が分かりますので、敷布団の硬さを大体の日本人に合う硬さにすれば、そうとは知らずに購入した人も、腰が気にならなくなり、幸せですよね。
櫻道ふとん店の「腰いい寝」「快眠の王」または「腰いい寝comfort」「快眠の王comfort」はこの硬さになっていますので、横から見た場合の理想の寝姿勢に近づけます。
実際に、私がそうだったように、地元の方々をはじめ、多くのお客様よりお礼の手紙や、喜びの電話などをいただいております。
「質問の答えは半分イエス」といったのは、背骨を真正面から見たときには、背骨が一直線に腰から頭まで伸びていなければなりません。
でも、日常生活でバランスを崩すことがたくさんあるからです。
たとえば、足を組んで座ると、骨盤が水平ではなくなります。
そのままの状態を長時間続けると、足の長さが違ってくることになります。
また、勉強のときなどペンを利き手で持ちます。
すると、大体の人が利き手の肩が下がってきます。すると、首に負担がかかります。
また、歯の噛み合わせが悪い場合や、歯が痛い場合、痛くないほうの歯で食べ物を噛みます。
すると片方の筋肉が疲れます。
背骨を支えているのは関節ではなく、筋肉です。
筋肉が背骨を引っ張りあげています。
この筋肉のバランスが崩れると、背骨がそちらのほうに曲がります。
個々の生活習慣やクセによる背骨のバランスは、敷布団ではどうしようもありません。
ストレッチをするとか、左右の筋肉のバランスがとれる運動をする(ウオーキング・水泳など)、そして歯が原因の人は、歯医者へ行くのがおすすめです。
敷布団だけでは、腰痛の半分のお手伝いしかできません。
しかし痛みの半分がラクになると考え、本当によい敷布団を手に入れことにより、ただ眠るだけで腰痛対策になるのですから、使わない手はないですよね。
4.敷布団が原因で腰痛が悪くなることもある?
床などスプリングがないものは、へたることはありません。
鉄製のベッドでも、スプリングの質が悪いと、3年でへたります。
このような敷布団に寝ていると、当然腰が痛くなります。
その主な理由として姿勢と寝返りがありますので、敷き布団と腰痛の関係も知っておきましょう。
4-1【敷布団と腰痛の関係<姿勢>】
腰のあたりがへたってしまった敷布団に眠ると、寝姿勢をしっかり保った状態にはなりません。
また、やわらかい敷布団に寝たときも同じことが起きます。
人体を上から頭、胸、腰、足の4つに分けると、各部位で重さが違います。
体重との比率ですが、頭が約8%、胸が約35%、腰が約44%、足が約13%となります。
硬い敷布団なら、腰の部分が下がらずに、しっかりとよい寝姿勢を保ったまま仰向けで眠れます。
反対に、やわらかい敷布団だと、腰の部分が特にへこみ、へたった敷布団に眠るのと同じことがおきてしまい、腰が痛くなります。
4-2【敷布団と腰痛の関係<寝返り>】
へたった敷布団や、やわらかい敷布団は、最初から腰の部分が下がってしまい、寝返りをうつのも大変になります。
ただでさえ重い腰なのに、へたって船底のような状態では、とても大変です。
寝返りをうつたびに目が覚め、仰向けになるたびに姿勢が悪くなり、腰が痛む結果となります。
5.眠りの質を高める敷布団は、腰痛対策プラスアルファの効果がある!
睡眠の質を高めるのは大切。
腰によい眠りをもたらす敷布団で睡眠の質が高まると、腰痛対策として効果的なのは当たり前。
そのほかにも
①短時間睡眠でも、朝元気
②起きたとき頭がスッキリしている
③免疫がアップし、キレイでいられる
ということがおきます。
5-1【腰痛対策の敷布団は、短時間睡眠でも朝元気】
人は、筋肉の疲れを取るとき、肝臓で血液中にある乳酸を分解し、少しずつ筋肉を元の状態に戻します。
この作業は、起きているときには、肝臓が60%の力で乳酸を分解します。
しかし横になっただけで目を閉じなくても100%の力で乳酸を分解してくれます。
そして、筋肉を元の状態にするのに、7時間から8時間かかります。
睡眠時間をしっかり取る理由の1つに、
「からだの疲れを取り除くのにはこの時間が必要」
とされているのです。
でも、「寝転ぶ時間」なので、寝転んでテレビを見ていてもよいのです。
昼寝のときに横になる時間も入れて、合計で7~8時間を確保すればよいのです。
血流も関係します。
寝る30分から1時間前に入浴をして、血行をよくしたり、からだをあたためましょう。
夕食にも、血行をよくするスーパー調味料「お酢」を使いましょう。
お酢は、血をサラサラにすることで有名です。
血中の酸素を送る重要な役割を持つヘモグロビンを1つずつにきれいに分けます。
ちなみに、糖尿病などの方は、このヘモグロビンが連鎖といって鎖のようにつなっがっています。
多いと20個程つながってます。
このような状態を「血液がドロドロ」といいます。
お酢はこのヘモグロビンの連鎖を切って1つ1つにしてくれるのです。
ですから血液がサラサラになり、肝臓や腎臓が血液をきれいにしやすくし、疲れの取れも早くなるのです。
このサラサラにする食べ物は、たまねぎなどのねぎ類や、しょうがなどが有名ですが、お酢はこの上を行きます。
ヘモグロビンは、丸くてふちが少しだけ厚いピザのような形をしています。
この形でいろいろな所に酸素を届けます。
そして、ヘモグロビンにはやわらかさがあります。
やわらかいと血管の中をスルスルと通り抜けられ、効率よく酸素を届け、二酸化炭素を回収できますが、硬いと非効率になってしまいます。
お酢はこのヘモグロビンをやわらかくできますので、疲れが早く取れます。
仰向け姿勢で眠ると、疲れが早く取れます。
仰向けだと、肺がしっかり広がり、酸素をたっぷりと含んだヘモグロビンが体中に廻り、疲れを早く取ります。
仰向け寝がしっかり取れる敷布団はキレイな寝姿勢が保て、必然的に腰痛対策のできた敷布団となります。
5-2【腰痛対策の敷布団で、起きたとき頭がスッキリ】
スッキリ起きられるコツは仰向け寝です。
「あー気持ちよく起きられた~。からだがすごく軽いし、頭もスッキリ」
こんな感じで起きられたら、いいことが待っていそうですよね。
反対に、
「あれ?あれだけ眠ったのに・・・。なんか頭が重いようなスッキリしないな?」
とか
「目覚ましがうるさくて、もう少し寝たかったのに・・・」
なんて、ことはありませんか?
これには眠りの深さが関係しているのです。
レム睡眠、ノンレム睡眠を知っていますか?
レム睡眠とは、夢を見たり、脳が活発に動いている眠りです。
ノンレム睡眠とは、脳が疲れを取っている眠りです。
このノンレム睡眠がしっかり作れていると、朝起きたときに「スッキリ」となります。
ノンレム睡眠には、深さがあります。
「寝深度」といって眠りの深さを4段階で表します。
この寝深度4を獲得するのには、仰向け寝しかありません。
横向き寝とうつぶせ寝は1番深い眠りでも寝深度2までしか行かないからです。
横向きやうつ伏せだと何時間眠っても
「なんかスッキリしない」
とか
「まだ寝たりないのかな?」
という眠りになってしまうのです。
スッキリ起きられるコツは、仰向け寝がしっかり取れる敷布団に眠ることです。
キレイな寝姿勢が保て、必然的に腰にもよい敷布団となるのは、信州大学繊維学部と共同研究した「腰いい寝」「快眠の王」です。
5-3【免疫がアップし、キレイでいられる腰痛対策の敷布団】
加齢や疲労で下がってしまいがちな新陳代謝を高めるには、自律神経を整える眠りが重要です。
「美人は夜つくられる」
という言葉はあまりにも有名です。
交感神経と副交感神経がしっかりと交替できれば、自律神経が乱れずに、新陳代謝ができます。
そのため、からだの修復、細胞の入れ替え、老廃物の除去などがスムーズに進み、必然的に若くてキレイでいられます。
また、からだが「昼は活動、夜は休息」としっかり切り替わるので、免疫もアップします。
人の脳内では、脳内ホルモンが何種類も分泌され、さまざま様々な役割を持っています。
起きている時ときと、眠っているときでは、違ったホルモンが出ることが知られています。
運動でセロトニンを増やすことも効果的です。
夜の脳内ホルモンを正常に出すためには、昼間の運動が1番です。昼間運動をすると、セロトニンというホルモンが分泌されます。
気持ちよく汗をかくのが永く続くコツなので、趣味で運動できるのが1番よいです。
ウォーキングでも、好きな場所を歩く、恋人と歩く、犬と歩くというように、楽しく気持ちよい汗をかけるものがおすすめです。
「幸せホルモン」とも呼びますので、楽しく続けるように知恵を出しましょう。
このセロトニンの出た量だけ、夜メラトニンという眠りのホルモンが出ます。
メラトニンにより眠くなると、いろいろなホルモンが出て新陳代謝を上げ、筋肉を復元させ、血管や骨が強くなるのでからだが締まります。
さらに内臓も修復するため、余分な脂肪を燃焼させ、スマートになっていきます。
余談ですが、人は微弱な電気で体中に信号を送ったりしていますが、筋肉がたくさんあるとたくさんの電気が流れます。
筋肉は元気の源。これが腰痛対策にも有効です。
また、眠る時間も重要です。
人は地球のリズムに合わせて、夜は眠る、朝は起きるというようにできています。
古い本を読むと、からだの修復の時間割が書いてあります。
肝臓、腎臓、脾臓、すい臓が復活する時間など、それぞれ復活の時間割です。
現在は西洋医学が主流ですが、早寝に移行した私の体験上、からだの修復の時間割は、実際にあるような気がしています。
6.腰によい眠りをかなえる敷布団
腰痛対策を考えて敷布団を選ぶなら、
「温泉綿」を使用して作った「腰いい寝」「快眠の王」が一番のおすすめです。
そのほかにも腰痛対策ができる敷布団の条件をみていきます。
6-1【「温泉綿」で敷布団の気温を保つ腰痛対策の敷布団】
自律神経をしっかりと整える眠りに1番よいのは、天然石トルマリンから放出される生育光線という遠赤外線です。
冬、足が冷たくて眠れないなどというとき、遠赤外線がからだをあたため、手足をあたためて、早く眠れるようになります。
遠赤外線が出るなら、夏は暑いのでは?と思いますよね。
櫻道ふとん店で開発した「温泉綿」がそれを解決しました。
「温泉綿」に含まれる天然石トルマリンは熱の伝導性も有しているので、あたたまりすぎることなく遠赤外線を放出します。
信州大学繊維学部にある、繊維を計測する装置QMAXという機械で計測したところ、「温泉綿」は木綿わたの繊維より、はじめから1℃あたたかく、そのうえ熱を帯びてくると放熱が始まっていました。
「腰いい寝」「快眠の王」には温泉綿が使われておりますので、
冬あたたかいのに、夏は「涼しい」までにはなりませんが、
木綿や羊毛などの繊維より、気持ちよく使える不思議な繊維です。
羽毛や木綿わたなどは保温しすぎてしまう場合があるのです。
内臓などの原因で腰や背中が張っているという方はかなり多いですが、腰痛も内臓が原因という人もいらっしゃいます。
身体の中から温めることで、身体の巡りが良くなり、腰痛が改善する場合もあるので、ぜひ温泉綿を試してみてください。
6-2【腰痛対策は薄い敷布団で】
もし、敷布団で腰痛対策を本気で考えるなら、なるべく薄い敷布団をおすすめします。
フローリングで敷布団1枚で使用してください。
たとえ、底つき感があってもよいです。
そのとき、敷布団を選ぶポイントは3つあります。
①仰向けで眠れる構造
②しっかりとした保温力
③背骨キレイにを支える素材
この3つが揃っている敷布団がよいです。
6-3【ベッドの場合は敷布団をマットレスにのせて腰痛対策】
ベッドの場合、「ハード」と呼ばれるマットレスでも、私に言わせれば「まだまだやわらかいのでは?」というレベルです。
お客様のなかには、
新婚のときにベッドを家具屋で購入し、
布団は櫻道ふとん店で「腰いい寝」「快眠の王」を揃え、
ベッドマットレスの上にのせて使っていただいている方が大勢いらっしゃいます。
3年ぐらい経つと、
「敷布団がへたったよ」
という連絡が入ります。
見に行くと、「腰いい寝」「快眠の王」がへたったのではなく、ベッドマットレスがへたっているのです。
確かめ方は簡単。
「腰いい寝」「快眠の王」をベッドからはず、床の上に敷いて横から確認していただきます。
すると
「あれ~?へたってない?」
次に、ベッドマットレスを横から確認してもらうと、
「え~こっち?信じられない!ベッドがたった3年で?」
となります。
とても多い事例です。
この場合、腰が痛くなってきていたなら、ベニヤ板をベッドマットレスの上に敷いて、その上に「腰いい寝」「快眠の王」を敷いてもらいます。
これで元通り。
そのお客様と地元のスーパーで会っても
「あれから大丈夫ですよ」
と、笑顔で声をかけていただいています。
7.布団のプロが腰痛対策としておすすめできない敷布団とは
腰痛持ちの方におすすめできないのは、
まるで「空に浮かんだような敷布団」とか、
「横になって眠ると、背骨が一直線」といった部類の敷布団です。
そのような敷布団に寝てみると、包み込んでくれるやさしさがあり、とても気持ちがよいですね。
実は、曲がった背中の人が、背が曲がったままの姿勢で寝ると、抵抗がない分、気持ちよく感じているということなのです。
腰痛対策には、曲がった背中を伸ばすプロセスが重要です。
もしも敷布団で寝姿勢を改善するなら、曲がっているのを真っ直ぐに伸ばす機能が必要なのです。
はじめは寝心地が悪いものですが、だんだんと慣れてきて、3ヵ月後には、前より姿勢がきれいになるのです。
もちろん、何年もかかって曲がった背中がそう簡単に治るわけはありません。
でも、寝姿勢がキレイになってきたら、体調がよくなるのは確かです。
ちなみに「横向きで背骨が一直線」になるという敷布団は、横向き寝にあわせて作った敷布団です。
このような敷布団は仰向け寝には合いません。
腰の部分が下がりすぎるからです。まるでへたってしまった敷布団のように。
ですから、耳あたりのよい
「やわらかい」
「空に浮いたような」
「横になって眠ると、背骨が一直線」
などの文言で売っている敷布団は、
からだが沈んでしまうことを意味するので、おすすめできません。
8.「体圧分散」の敷布団なら腰痛対策にいいの?
たいていの寝具サイトで、
腰痛持ちには「体圧分散」がおすすめとうたっていますね。
でも、ゆき過ぎた体圧分散は、ただのやわらかい敷布団になってしまい、へたってしまった敷布団と同じで、からだを支えられません。
このため、低反発やウォーターベッドなどの、やわらかいだけの敷布団では、結果的に腰が痛くなります。
敷布団やマットレスの理想的な仕組みは、
「ABC思想」といって、3層でからだを支えるというものです。
A層は皮膚が気持ちよく感じることのできる「適度な体圧分散」がある仕組み。
そしてその下のB層は、背骨をしっかり支える層。
C層は、平らな面のスプリング。
このなかで1番重要なのはB層。
一般的に販売されている敷布団のほとんどにはB層がないため、じわじわと腰に負担がかかります。
ところで、床にじかに寝ると、お尻が痛くて眠れないですよね。
これは体圧が局部に集中している状態です。
局部集中している所を、分散させる仕組みを「体圧分散」といいます。
この「体圧を分散する」ことだけに集中したのが、低反発の敷布団です。
確かに体圧は分散したほうがよいのですが、ゆきすぎると、本来腰のための「体圧分散」なのに、腰のためではなくなってしまいます。
9.櫻道ふとん店からの腰痛対策の敷布団のご提案
敷布団は、使ってみないとわからないので、敷布団3週間レンタルでお試しください。
通常の寝心地だけの体験でしたら、2~3日もあれば十分ですよね。
でも櫻道ふとん店の「腰いい寝」「快眠の王」のレンタルは3週間。
3週間体験されると、からだの気になっていた部分が少し変化する人が多いのです。
「この症状がこうなる」
「こういった効果がある」
とは言えませんので、ご自分で体験してみてください。
背中のハリ、だるさ感、不眠気味、下痢、便秘、肩こり、冷えなど、いつもあきらめていたことはありませんか?
どうせ無料で試せるので、レンタルを申し込みされて、自宅で3週間試してみてください。
トルマリンという天然石配合の「温泉綿」のよさを、ぜひ体験してみてください。
はじめは「硬い」とか「寝にくい」とか感じるかもしれません。
もしもあなたがとても悪い姿勢でいたなら、その姿勢が矯正される時に、「寝にくい」と感じるのは当たり前だと思いませんか?
だからこそ、信じて使ってみてください。
本来なら、姿勢は3か月、半年、1年と、ゆっくりきれいになっていくものですので、ずーっと使っていただきたいのですが、レンタルなので3週間。
この敷布団のすごさのほんの一部でもわかっていただければと思っています。